インターネット時代における司書の今後
インターネットの普及によって情報の発信・入手が容易になり紙の本の地位が低下していること、Googleに代表される検索サイトの機能向上によって誰でも知りたい情報を調べやすくなってきていることにより、情報入手における図書館の従来の役割が変動しつつあることも重要な課題である。インターネット時代においては、市民にとって日常生活の情報入手行動の中で図書館と司書の必要が実感される機会はより失われつつある。
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一方で、インターネットでも入手できない、あるいはインターネット由来の情報の正確性を検証する場合に必要とされるような専門性の高い情報の入手のサポートをするためには、司書サイドに高い専門性が要求されるといわれているが、日本の場合には図書館と司書の制度が社会の基礎的なインフラとして深く根付いているとは言い難い。日本では、司書サイドにそうした要求に応えられる人材がそれほど多くなく、利用者サイドも図書館にそうした高度な要求をしようとする発想を持たないことが多い。
今後の図書館と司書は、インターネットの普及等、技術の進展による情報入手手段の多様化に対応し、様々な情報を蓄積した図書館と高度な専門性を有する司書が揃わなければできない付加価値の高いサービスを構築し、提供していくようにならなければ生き残ることができないと警鐘を鳴らす図書館学研究者らもいる。